【相談内容】
元請業者ですが、下請業者が倒産しました
① 別の下請業者を探さなければならないでしょうか?
② 施主から工事遅延の損害賠償請求を受けないでしょうか?
【回答】
① 下請業者が工事を続行するか否かについては、下請業者の破産管財人と早急に協議することになります。破産者が法人の場合には、契約解除が選択されるケースが多いですが,個人事業主の場合には稀に工事を続行するケースがあります。契約解除された場合には、管財人との間で工事出来高の評価や、減額交渉がなされることになります。請求可能な減額要素については契約書を踏まえた判断が必要となります。
② 損害賠償請求を受けるリスクがあります。施主に対し事情を説明し,施主から書面による承諾を取りつけることが肝要です。