「工事代金トラブル」シリーズVol.2 請負業者ですが、工事を急かされ、発注者との間で工事代金額を合意せずに完工しましたが、発注者が難癖をつけて工事代金を支払ってくれません。どうすればよいでしょうか?

【相談内容】

請負業者ですが、工事を急かされ、発注者との間で工事代金額を合意せずに完工しましたが、発注者が契約書がないのだから契約関係はない等と難癖をつけて工事代金を支払ってくれません。どうすればよいでしょうか?

【回答】

まず、契約書がなくとも、発注者から依頼のあった工事を施工している以上、契約は成立しています。

次に、工事代金額がいくらになるのかという点については、

発注者との取引が初めてという前提でしたら

一般的には、公共工事単価、部材費・人件費の合計額、御社の下請への支払金額等をベースにこれを修正してやりとりすることが多いです。

もっとも、継続的な取引を行っているケースでは、過去の現場の施工単価が影響することもあります。

ケースバイケースとなりますので、専門家にご相談ください。